昭和飛行機工業株式会社

タンクセミトレーラーのブレーキチューブと
荷卸配管の干渉に係るリコールについて

リコール届出番号:5448  リコール開始日:2024年2月21日
2024年2月21日、弊社は下記のリコールを国土交通省に届出を致しました。
お客様には、大変ご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳なくここに深くお詫び申しあげます。
改修概要については下記の通りご案内させて頂きますので、点検および修理等についてご相談くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
今後も安全にご使用いただけますよう品質の向上および改善に一層努力してまいります。

1.不具合の状況
タンクセミトレーラーにおいて、ブレーキチューブの取付けが不適切なものがあり、その場合、ブレーキチューブと荷卸配管が干渉することがあります。そのため、そのまま使用を続けるとブレーキチューブが破損してエア漏れが発生し、制動力が低下します。また、さらに損傷が広がると駐車制動装置が作動し、最悪の場合、ブレーキ引きずりにより火災となるおそれがあります。
配管が損傷した場合は積荷の漏洩により交通の安全を妨げるおそれがあります。
現在はそのような干渉が原因となって火災および漏洩に至った事例はありません。
予防的に改善処置を行うものです。

2.改善箇所の内容
対象となる車両のブレーキチューブと荷卸配管を点検し、干渉が確認された場合はチューブの交換及び経路を変更する。荷卸配管に損傷がある場合には、修理を実施する。
【改善箇所説明図】
外観(代表例)

【基準不適合発生箇所】(代表例)
基準不適合箇所: ブレーキチューブの取付けが不適切なため、ブレーキチューブと荷卸配管が干渉しているものがある。

【改善対策】(代表例)
改善前:ブレーキチャンバ間を連結しているブレーキ チューブが上向きにふくらむような通し方に なっているため、その直上に設置される荷卸 配管とチューブが接近している。 (写真は荷卸配管を外した状態)

【改善対策】(代表例)
改善前
ブレーキチャンバ間を連結しているブレーキチューブが上向きにふくらむような通し方になっているため、その直上に設置される荷卸配管とチューブが接近している。
(写真は荷卸配管を外した状態)


改善の内容
ブレーキチャンバ間を連結しているブレーキチューブがその直上に設置される荷卸配管と干渉しないようにチューブを接続する接手向きを変更し配管と干渉しない通し方とする。
(写真は荷卸配管を外した状態)


【識別方法】
 改善実施済車には、製造銘板に緑色の丸ステッカーを貼り付ける。


3.対象車両
平成29年1月~令和5年8月までに製作したタンクセミトレーラーが対象となります。
• 該当車両一覧

型式 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間
リコール対象車の台数
・ST20A
・ST20A改
ST20A-10002~ST20A-20044
平成29年3月1日 ~ 令和5年8月30日
160
・ST24
・ST24A改
ST24A-10001~ST24A-20124
平成29年2月2日 ~ 令和5年8月22日
548
・ST30A改 ST30A-10001~ST30A-20019
平成29年1月25日 ~ 令和5年3月28日
86
製作期間の全体範囲
平成29年1月25日 ~ 令和5年8月30日
794
<ご注意>
 1. リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります。詳しくは下記にお問合わせください。
 2. 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。


お問合わせ窓口:昭和飛行機工業株式会社
お問い合わせ先 電話番号
陸上輸送機器事業部
特殊車両営業部
サービス課 042-541-8881
東京営業所 042-541-8882
仙台営業所 022-771-5241
関西営業所 06-6441-2931
広島営業所 082-546-1102
(対応時間:月~金、いずれも 9:00~12:00、13:00~17:00 但し、会社休業日を除きます。)
ホームページ: https://showa-aircraft.co.jp/

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